<どんな店を作りたいのか、どんな未来を築きたいのか?>
一般にラーメン店を開業するときは世の中で何が流行っているのかを察知して戦略的にラーメンの種類を決めることがあります。
やはり16年前に本竈が開業した時もそうでした。
魚系、海老わんたんの流行
私は東京のラーメン繁盛店に食べ歩きに行って、「これだ!」と思いました。
しかし17年かけて変化をしてきて少しずつ変わってきました。
本竈のスープ
本竈の海老わんたん
と言われるようになりました。
ところで私は3年前に病気をしました。
高血圧による脳出血ででした。
この状態で毎日、試作をするのは身体的に厳しいです。
だから昨年一年をかけて完全に手作りのラーメンを研究してきました。
塩分控えめで化学調味料不使用
完全手作りのラーメン
巷では化学調味料で味付けされたものがほとんどであります。
だからそれに慣れたお客様に贔屓されるためにも多少使った方が経営としては良いと思います。
しかし、完全手作りのラーメンを
私はラーメン屋なのに自社のラーメンを食べないのは嫌です。
毎日、自分の作ったラーメンを食べて確認をしてお客様に御提供することが私のルーチンです。
それがラーメン店店主のあり方だと思います。
またスタッフにも、お客様にも、完全手作りのラーメンを食べていただきたいと思います。
そしていつまでも元気で、毎日笑顔で暮らしてほしいと思っています。
ところで、最近、お客様の笑顔を見ました。
お母さんとお子さんで来店され、お子さんが両手で丼を持ち上げてスープを飲み干しました。
これが本竈の社会貢献の一つだと思います。
私は胸を張って新しい本竈のラーメンを作ります。
経営理念である
一灯照隅
すべてはお客様と仲間の笑顔の為に
を生きます。
松本久徳